今月も下記の写真にありますように、大小さまざまのステンレス製品の溶接を弊社自慢の溶接工が作業しております。
時期により生産量の多いとき少ないときはありますが、主力のスクリューフィーダーを筆頭に、もう一つの主力といっても過言ではないユニット化装置を中心に年間多くのご注文をいただいています。
溶接作業においては様々な危険があります。一般的に知られている危険は溶接の光による目へのダメージです。これはガス溶接やアーク溶接は高熱、そして溶接時に発生する光(アーク光)は、赤外線、紫外線などが発生します。とくに可視光線と紫外線が強いため、直接目で浴び続けると電機性眼炎と呼ばれる症状となります。そのため、上の写真にありますような溶接面といわれるものでアーク光から目を守ります。
そして、この夏場の時期に特に注意しなくてはいけないのが熱中症です。連日関東地方では真夏日を記録しています。工場では溶接を主にしている関係上、温度が上がりやすく熱中症になりやすい環境です。
工場にはトラックの出入りが多く、搬出口が開きっぱなしになっているため、工場全体を閉め切って空調温度を下げることはできません。
そこで、先ほどの溶接面を被った溶接工が写っている写真の中央部にホースが見えています。各作業ブースにこのようなホースを設置し、エアコン設備より冷気を送り込むことで作業場の気温を下げることで、熱中症対策はもちろん快適に作業できる環境を整えています。むろん冷気がガス溶接に影響がでない距離に配置しています。
弊社工場の2階には、下の写真にあるようなエアコン設備が現在フル稼働です。一本一本のホースが各作業場まで伸びて冷気を送っています。
弊社のステンレス加工の高い技術を維持するためには、これまで記載させていただいた技術工への教育、多くの多種多様な製品を製作することでの技術の向上だけではなく、少しでも快適な環境とすることも重要と考えています。
弊社では先月の記事でご紹介させていただきましたように、10代20代の溶接工が活躍しています。さらなるご注文にお応えできるよう技術工をさらに募集しています。詳細は弊社求人募集サイトをご覧ください。